お盆はお墓で花火に爆竹!長崎のお盆事情

2019/4/4

お盆と言えば、花火でしょ?

狭い狭いと言われながらも、結構広い日本の国土。
方言だって様々で、東北やら沖縄やらになると、もう外国語ですよね。ぜんぜん分からない。

そんな中で長崎が誇る(?)文化のひとつに、お墓の前で花火、というのがあるそうです。
関西人である当方も、数年前に見たNHKのテレビで初めて知りました。
「ん~、さすがにちょっと……」
関西人の当方からすれば(たぶん関西人じゃなくても)ちょっと、引きますかね(笑)。

やっぱり墓前ではしめやかにするものというのが、我々の一般常識というもの。じゃぁ、なぜ長崎だけがそうなった?

どうして長崎だけが“特殊”なの?

すでに江戸時代の文献にも記載されていたとかで、かれこれ300年以上の歴史を誇るそうです。
ではなぜ長崎だけにそういう風習が始まったのか。

と、ここで思い当たるのが鎖国の問題。
江戸時代に唯一外国、特に中国と貿易をしていた長崎だから、かの国の風習や文化が伝わり、定着したのではないか、と素人でも考えるわけです。

中国でも正月や祝い事で爆竹を鳴らすのは有名ですが、この風習が長崎にも伝ったとするのが妥当ではないでしょうか。

また台湾では「泣き屋」と呼ばれる職業があって、依頼された葬式に参列し、わざとオーバーに泣きわめいて見せるそうです。
要するに葬式の盛り上げ役なわけですね。日本人はしめやかに行うことを良しとしていますが、かの国の人たちは葬式でも賑やかに行うことを良しとしているのでしょうね。

精霊流し。そのイメージとギャップ

長崎出身のさだまさしさんが歌う精霊流しは、まさにしめやかに歌われていますが、現実の長崎ではこちらもド派手。
精霊流しの行事として精霊船というものが用意され、初盆にあたる家族がそれを担ぎ街を練り歩くのですが、ここでも爆竹が大活躍。
交通規制が行われるなか、爆竹がドンパチ音を立てて盛り上げるのだそうです。これって大阪のだんじり祭りを思い出す。

爆竹を鳴らす理由

音を立てることで魔を追い出すことができる、という意味があるようです。いわゆる魔除けですね。
また、精霊船の通る道を清めるという意味もあるとか。

ただし現在では観光の目玉になりつつあるようで、個人の霊を鎮めるためのものであることは、忘れないで欲しいですよね。

占めてお値段、How Much?

ひと家庭当たりで5,6万円以上の出費だとか。場合によっては数十万の大放出になるというから、仏事というよりお祭ですよね。

シーズンになるとスーパーでもコンビニでも花火が段ボールごと売れるのだそうです。
まとめ買いやセールだってあって、長崎の人たちにとっては、血が騒ぐのでしょうね。

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