修学旅行のメッカになっている長崎のグラバー邸

2019/3/28

長崎に行った経験のある人に訪問先を聞くと、多くの人が「グラバー邸」と答えます。その理由を聞くと、『修学旅行で行ったから』と返事する人が少なくありません。それだけ、グラバー邸は修学旅行のメッカになっています。

グラバー邸は、江戸時代末期に来日した英国商人トーマス・グラバーが1863年、長崎の南山手に建築させたものです。
日本人大工の手による日本最初の洋風住宅であり、わが国最古の木造洋館建築になっています。
その後、増・改築が行われ、明治中頃に現在の姿になります。

2015年(平成27年)に世界遺産(文化遺産)に登録されています。
グラバー邸を含む3棟の国重要文化財とともに、様々な洋風建築が建ち並ぶ一帯は、江戸幕府の居留地時代の面影を今でも残しています。

観光

1957年、持ち主だった三菱重工業の長崎造船所から長崎市に寄贈されたことで一般公開が始まります。その後、リンガー邸やオルト邸など多くの洋館建築の集まった一帯(広さ3万㎡)がグラバー園と定められ、隣接する大浦天主堂とともに長崎市を代表する観光地となります。

グラバー邸のある高台からは長崎港が一望でき、見晴らしの美しさに感激します。
また、ライトアップされた長崎港の姿は、ファンタジーを感じさせます。

きれいな花で囲まれた園内には散策コースがあり、車椅子でも移動できるようにバリアフリー化されています。

ちなみに、園内の石畳の中にハート型の敷石が2ヶ所埋め込まれており、これを見つけて手で触れると恋愛が成就すると噂されています。
そのため、若いカップルの間でグラバー園が恋愛のパワースポットとして人気を博しています。

オペラ「マダム・バタフライ(蝶々夫人)」

世界的に有名なプッチーニの名作オペラ「マダム・バタフライ」は長崎が舞台になっており、旧グラバー邸から見渡せる眺望が物語に登場する景色として描写されています。

太平洋戦争後、旧グラバー邸で暮らしたアメリカ進駐軍の大佐夫人は、邸宅から見える景色にマダム・バタフライを思い浮かべたことで、自宅を「マダム・バタフライ・ハウス」と名付けました。

園内には、「マダムバタフライ」のプリマドンナとして有名になった三浦環と、作曲者のプッチーニの石像が立てられています。 

施設情報
住所長崎県長崎市南山手町8-1
開館時間8:00~21:30(夜間ライトアップ)
休館無休
入園料大人610円(高校生以上)、子供(300円)
アクセスJR長崎駅から路面電車「崇福寺」行きに乗り、「新地中華街」で下車、「石橋」行きに乗換え、「大浦天主堂」で下車し、徒歩5分
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