寺町の晧台寺で坐禅を体験しました。
長崎市内で土曜日の午後7時から坐禅を体験できるお寺があります。ざぜんのおてら晧台寺。生まれて初めて坐禅を体験してきました。晧台寺のお寺の方に特別に許可を得て、撮影をさせていただきました。






こちらの僧堂で、どなたでもご参加できる「坐禅会」が毎週土曜日午後7時に行われています。
初めての方でも説明を受けれるので安心。
坐禅は初の体験で、全くもって知識がなかったのですが、坐禅前に「坐禅の心」という坐禅についての説明を受けることができます。7時に坐禅開始ですが、もし初めての方で説明が必要な場合は30分ほど前に行って、そこで説明を受けることができるので説明を受けましょう。ホームページでも坐禅の心が載っているので、そちらで学んでから行くのもいいかと思います。
1時間、心を1ヶ処に集中。
坐禅とは、文字通り坐る禅ということです。禅とは、梵語で「ゼンナ」という言葉に禅という文字をあてたもので、 ものごとの真実の姿、在り方を見極め、これに正しく対応してゆく心のはたらきを調えることを意味します。 そのためには、心を1ヶ処に集中しなければなりません。物事の表面の姿、形に執われて、好き嫌い、 善し悪しの心の動きがあってはできません。このように、環境の事象に執われることなく、真実の在り方を見極め、対処していくことを解脱ともいいます。 この解脱の道を体得し、体解するのが禅の真義であります。ここに道元禅師さまが「参禅(仏道を学ぶ)は坐禅なり」とお示しになり、坐禅を強調される所以があるのです。
海雲山 晧台寺ホームページより
午後7時よりも少し前から坐禅を始めましたが、何もない空間に正直、動揺をしましたし、心を1ヶ処に集中。ということがこんなにも難しいのかと実感しました。坐禅が始まって1分でスマホが気になったり、同じ姿勢でいることが辛く、普段自分がどれだけ集中力がないのかと自分に腹立ちも覚えました。動きたい、けど動かないというような葛藤をする中で、坐禅開始時間の7時になるまでが1時間に感じるほど長かったです。ただ、7時以降、音も物も何もない空間にいることに少しずつですが、集中をすることができるようになり、自らと向き合えた気がしました。物や情報に囲まれる世界に生きる中でなかなか作れない貴重な時間。坐禅を通して、心を1ヶ処に集中。とまではいかなかったかもしれないですが、時間の過ごし方を考えさせられるきっかけになったことは間違いありません。このような貴重な体験をできる、ざぜんのおてら晧台寺。今後も心を整えたい時に伺いたいと思います。
名称 | 海雲山 晧臺寺 |
住所 | 長崎県長崎市寺町1-1 |
坐禅会日時 | 毎週土曜日19~20時 |
TEL | 095-823-7211 |
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